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今回はインフラと運用の話を少し。


■Web は 2.0 で人工知能化する


ティム・オライリーのWhat Is Web 2.0は、現象を並べて説明しているだけだからわかりにくい、とは確かにそうかもと思った。
この文章が一般にわかりやすいかというとそうでもないんですが、Web2.0を支える技術的基盤の説明という意味では、わかりやすいかも知れないですね。

そしてdeveloperWorksでのSOAインフラの話。
■SOAベースの大容量エンタープライズ・システムのアーキテクチャー

Web2.0とSOAを無理やり繋げるつもりはないんですが、2つの技術的な共通点であり、またこれからの技術の大きな流れとして、大容量トラフィックをさばけるインフラ整備が重要になる、という事実があります。
で、インフラを整備すると、それを運用する人手が必要になります。

Web2.0的サービス提供企業のインフラと運用

■Web は 2.0 で人工知能化する
では、以下のようなくくりで説明されています。
・Web2.0 は全員参加型インフラ
・コミュニケーションの双方向化
・情報はメタデータ化する
・データのリアルタイム化と Web の人工知能化
・情報を整理できるのが Web2.0

「参加型」
によって増加するトラフィック、
双方向を実現するための「リアルタイム化」整理する対象である「膨大な情報量」がWeb2.0の技術的キーワードであるならば、それに加えて常に稼動し続ける「信頼性」、ストレスを感じさせない「高スループット」も重要で、それらを実現する「インフラ」がますます重要になってきます。

Google、Yahoo!、Amazonを初めとするいわゆるWeb2.0企業は、既にそういったインフラを整備してサービスを提供できていますが、これから参入する場合などはこれらシステムインフラに整備にかかるコストを受容できるのか疑問です。

現状のWeb2.0的サービスは、アクセス&ユーザを増やすことが当面の目標だと思いますが、増えたときの対処を考えると「永久にβ版」でいい や、とのん気なことは言っていられなくなります。

アクセスが増えれば帯域と性能が、ユーザが増えれば情報を格納するストレージが、サービスを提供し続けるには冗長構成が必要です。これら非機能に関する問題は、ハードの低価格化によって昔よりは解決しやすくなりましたが、これらを運用する人手が必要になります。小規模でスタートを切るサービス提供者には、むしろこちらの問題の方が解決が難しいでしょう。



エンタープライズのインフラと運用

一方、エンタープライズ(ここでは大規模限定)でSOAを導入しようとすると、同様な課題が出てきます。エンタープライズの機能をサービス化していくと、トラフィックが増えて、サービスを稼動させるサーバも増えて、サービス稼動率向上のための冗長構成も必要になります。そしてこれらを運用する人手を含むインフラ整備が不可欠になってきます。
SaaS(Software As A Service)が台頭して来ていますが、中小規模では導入しやすいのですが、大規模では難しいと捉えられているのが現状です。エンタープライズ内では、情報の特異性・秘匿性、および競争力維持のために、安易に外部サービスは利用できないためです。結局は自前でインフラ整備&アプリケーション開発をすることになります。

SOA提供&導入企業が運用をマジメに考え出すと、課題だらけで困ることになります。これまでのシステム構成変更、それに伴うSIerの配置・責任範囲、運用者の配置など全て変わってくる可能性があります。
例えば、aサービスを提供しているAシステム、bサービスを提供しているBシステム、aとbを内部で利用しているcサービスと、ESBがあったとします。cサービスで障害が発覚した場合、最初の対応者はESB管理者でしょうか?cサービス提供者でしょうか?それともaかbのサービス提供者でしょうか?少なくとも誰が対応するかを決める必要があり、理想的にはこれらステークホルダが集まって対応者を切り分けるグループが必要です。でもそのグループを維持するには、これまでかからなかった人手とコストが発生します。



やっぱり人手が必要?


Web2.0、SOAとも推進すると、インフラ整備とそれを運用する人手が多く必要になるのは間違いないです。
ですが、これらは結局人月ビジネスに繋がってしまいます。

Web2.0は関係ない、そうじゃないだろう、という意見もありそうですが、大規模になった時点で人手を出せるところ=アウトソーシング先は限られてきます。

SOAでは、例えば日本IBMは以下のような発表をしてSOA推進体制を整えるみたいですが、新たなアーキテクチャ導入のもと、サービス管理者とESB管理者が必要なのでアウトソーシングして下さいと言わんばかりに見えてしまいます。
(別に日本IBMが嫌いな訳ではないですよ)

日本IBMがSOA構築サービス要員を2.5倍に増員、2006年中に


単純なオペレーションについては、自動化を進めれば人手はいらなくなるので解決できると思いますが、わざと自動化しなければ人手は必要なままです。
本来、オートノミックは、こういうところに適用されるのでしょうね。

大手ベンダー&SIerは、この課題を自ら作り出して需要にすることで利益を得ようとしています。この構図は今に始まったことではなく、人月ビジネスから逃れられない要因の一つです。運用の自動化は、開発の自動化と共に重要な要素だと思っています。
ビジネスモデルとしての「新技術導入(利益求めず)⇒運用で回収」は、よく考えられたモデルだとは思いますが、様々な弊害を生んでいるのも確かです。その代替案が本当によいのか、幸せなのかはわかりませんが、良き品を売れ、客の為になるものを売れ、という志のもと理想を追求して行きたいです。


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